日站 万代10月9日 一般发售 HG 1/72 境界战机 本耶普回旋镖 素组测评

Haagenti

続々キット化されるHG境界戦機シリーズですが
今回は前回紹介したメイレスケンブと同時に発売されたバンイップブーメラを紹介します。
価格は2,640円です。



付属品はナイフ展開時用パーツと高機動戦闘状態用足首スタンドのみで余剰などはありません。



シールは頭部カメラ部分を補う物のみでした。



HG境界戦機シリーズでキット化されたバンイップブーメラン。
オセアニア連合のAMAIM、バンイップの派生型の一つという設定で
人型とは全く異なる独特のシルエットが特徴の機体です。
駐機中、哨戒中、高機動戦闘中でそれぞれのシチュエーションに特化した形状に変形するのも特徴となっていて
こちらは哨戒中の形態となっています。



哨戒中の姿は武装類が胴体に収納されコンパクトに仕上がっています。
巨大な脚部と薄い導体の対比も面白く、無骨な無人機といった印象があります。
機体もミリタリーチックなグリーンで
配色も成形色で十分再現され、シールを使うのは頭部のみとなります。



脚部は折りたたまれていて伸ばすとかなり身長が伸びます。
こうするとさらに異形さが際立ちますね。





胴体部分のアップ。
頭部はピッタリ胴体に収納できるようにデザインされています。
胴体は複雑な面構成でモールドも適度に入っていました。
また胴体下部には機関砲が収納されています。




頭部はそのまま引き出す事が可能。
回転やスイングも可能で引き出すと左右のシールで再現されたセンサーも露出します。
無機質で無人機らしいデザインですね。



頭部を展開させたときに出来る隙間にもディテールがしっかり入っています。



背骨部分にはシリンダーがあり、胴体のスイングに合わせ伸縮します。



腰まわりはシンプルな作りで股関節はスイング可能。
巨大な脚ですが軸も太く安定感があります。



逆関節になっている脚部。
足首は板状の形状でスパイクのような突起があります。
合わせ目は段落ちモールド化され見栄えも良好です。



足裏には特に肉抜きはないですが、スタンドを取り付けるためのジョイントあり。
胴体や脚部などに特にハードポイントはありませんでした。



可動範囲など。
胴体は大きくスイング可能かつ回転も可能です。



脚部は逆関節なのでちょっと独特ですが
邪魔する腰アーマーなどがないので脚も良く上がりますし



開脚や接地も優秀でした。



武器は内蔵されているタイプなので手持ち武器などはありません。





腕に収納されている機関砲は展開する事で腕のようになります。
複数の可動ポイントがありスイングや回転も可能です。



普通の状態だとちょっとコミカルな感じもありますが
脚を伸ばすと無機質な不気味さが増します。
展開している大腿部はダボがありカッチリ折りたたむ事が出来ます。



股関節部分には3mm軸に対応したスタンド穴があり、跳躍時の姿なども再現可能。



また哨戒状態の脚部をそのまま曲げる事で




駐機状態になります。
脚部も綺麗に折り畳まれ安定感のある姿です。





脚を折りたたむだけですが一気にコンパクトになりますね。



続いて高機動戦闘状態。
こちらは頭部を引き出し、機関砲を展開。
さらに胸部に収納されていたナイフをパーツの差し替えで展開状態にします。
後は足首にクリアのスタンドを取り付けつま先立ち状態を再現して完成です。



頭部が持ち上がり、武装が展開される事で4本腕のようなさらに異様な姿に変化します。
高機動戦闘という事で足首もつま先立ちになるのが面白いですね。



胸に内蔵しているナイフはコンパクトな刃ですが先端は十分シャープで色分けもされています。



またこちらも付け根はBJで肘にあたる部分などにも可動ポイントがあり
意外と良く動きます。



足首に取り付ける自立補助用のスタンド。
挿し込むだけですが問題なく固定できます。




頭部や武装が動かせるようになるのでポーズの幅は広がります。




関節の保持力も十分で大きい足回りもしっかり支えてくれます。



バランスを取れば片足立ちも可能でした。





メイレスケンブと組み合わせて。
同時発売されたので1話の組み合わせも再現可能です。




前回紹介したメイレスケンブとサイズ比較。
通常時はそこまで大きくないのですが、脚を伸ばすと一気に身長が伸びシルエットが大きく変わります。




HGUCガンダムや同じ1/72のCAMニコラエフと並べて。
やはり各ユニットが大きめで標準的なガンプラよりボリュームがある印象です。




以上HG境界戦機　バンイップブーメラン　レビューでした。
無人機のやられ役メカではあるのですが、巨大な脚部が印象的な機体で
二本足の無機質な機体から頭部や手に見える武器が展開されるなど
システマチックな変形ギミックが触っていて非常に面白い機体でした。
それなりにボリュームがありますがパーツが大きめで組みやすく、合わせ目なども目立ちませんし
ケンブ＆ビャクチなどもそうでしたが実際手にとって動かすとより魅力が増すキットですね。